モン族の伝統的なヘンプ布地作り。一枚の布が出来上がるまで、いくつもの作業工程を積み重ねていきます。
ロロ族の刺繍。衣装一式を作るのに、2,3年もかかるといわれています。
銀細工造り。少数民族の女性のおしゃれに欠かせない銀細工の装飾品。今でも手作りで、丁寧に作っている職人がいます。
最近の新しい家は、ほとんど、セメントとブロックで作っていますが、今でもときどき、土による伝統的建築工法での作業を見ることができます。日本のかつての土壁は、わらなどを混ぜますが、こちらでは、木の枠に土だけを入れて、叩きながら、少しづつ壁を作っていきます。
結婚式は、一昔前に比べると、ずいぶん簡素化されてきましたが、民族衣装を身にまとうことが多いので、とても華やかです。その他、祝い事や祖先への供養のときなども、伝統的なしきたりを目にすることができます。
各民族とも、伝統的な自分たちの民謡や踊りを今に伝えています。